「J-PARCで展開されるヘビークオーク物理」
開催日: 2012年12月 2日(日)〜 5日(水)
場所: KEK東海キャンパス・東海1号館227号室
世話人:岡 真(東工大)、肥山 詠美子(理研)、土手 昭伸(KEK)
参加者:今井 憲一(JAEA)*、大古田 俊介(RCNP)、小沢 恭一郎(KEK)*、
斉藤 直人(KEK)*、高橋 徹(群馬高専)、野海 博之(RCNP)、
兵藤 哲雄(東工大)、保坂 淳(RCNP)、前田 沙織(東工大)、
山口 康宏(RCNP)、横田 朗(東工大)、吉田 哲也(東工大)
*は一部参加の方
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【研究会趣旨】
これまでハドロンの構造に加えてハドロン間の相互作用の多様性とその結果生じる様々な
ハドロン分子共鳴状態を中心とする励起状態、エキゾチックハドロン状態に注目が集まっ
ている。このような状況でチャームとボトムのようなヘビークオークを含むエキゾチック
なハドロンの構造の研究にも注目が集まっており、実際、KEKB,RHIC,LHCな
どの加速器研究施設でもそのようなハドロンが生成されることが可能になっている。そし
て、J−PARCでの高運動量ビームラインを中心としてこのようなヘビークオークを含
むハドロン生成の可能性も議論するに至っている。本滞在型研究においては、ヘビークオ
ークを研究している理論研究者および実験研究者に集まってもらい、研究進行状況、今後
の研究計画について議論する。
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【Meeting/Discussion】
・12月2日(日)
岡 真(東工大) 「はじめに(趣旨説明)」
高橋 徹(群馬高専) 「格子QCDによるヘビークォークを含むハドロン間相互作用の研究」
山口 康宏(RCNP) 「重い中間子と核子によるエキゾチックハドロンの解析」
議論
・12月3日(月)
保坂 淳(RCNP) 「Heavy baryonで探るdiquark相関」
岡 真(東工大) 「ヘビーバリオン間の短距離斥力」
小沢 恭一郎(KEK) 「J-PARCにおけるその他のヘビークォーク物理実験の可能性」
野海 博之(RCNP) 「J-PARCでチャームバリオン分光実験を展開する価値」
肥山 詠美子(理研) 「クオーク模型によるエキゾチックハドロン構造研究」
共同研究打ち合わせ
・12月4日(火)
兵藤 哲雄(東工大) 「DN相互作用とチャームバリオン励起状態」
土手 昭伸(KEK) 「Narrow quasi-bound states of DNN system」
横田 朗(東工大) 「チャーモニウム−原子核束縛状態」
研究打ち合わせ
・12月5日(水)
大古田 俊介(RCNP) 「ボトモニウムを介したZb及びBBbar分子状態の生成と崩壊について」
土手 昭伸(KEK) 「まとめ」